kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

「物語の段階」を遊ぶ!~『じっくりミレー』と鑑賞教育

大学院の授業では、『メディア・リテラシーの教育(ことばの授業づくりハンドブック)』(奥泉香編、2015、渓水社)をテキストにしながら、主に、中学校・高等学校の国語科でのメディアを用いた言葉の教育や、メディア・リテラシーの教育について議論してい…

必要とすること/ギブを願うこと

以前、こちらのブログで、ニューヨークのカスティロ劇場で行われているプログラム「若者のための発達支援学校(Development School for Youth)」について、ご紹介しました。 わたしたちは、今回のイマージョン・プログラムの中で、カスティロ劇場での公演も…

文学×ゲーム×プログラミング!『ミッションメーカー:マクベス』パイロット調査版の参加者募集

3月下旬に、NPO法人ratikより、アンドリュー・バーン『19歳までのメディア・リテラシー:国語科ではぐくむ読む・書く・創る』を無料公開しました。 ratik.org 本書のまえがきにも書きましたが、著者のアンドリュー・バーン先生は、国語教育(English)、メデ…

インターン受入担当のための異文化間発達トレーニング~若者のための発達学校(Developmental School for Youth)

East Side Instituteのご厚意で、日本の研究者や実践家、学生のために特別プログラムとして開講された、3泊4日の「Immersion Program for Japanese scholars/students」(3/6~3/10)に参加してきました。 loisholzman.org 「Immersion Program」の名のとおり…

「リフレクション(省察)で教師は育つ!」@紀伊国屋書店新宿本店 イベント・レポート

紀伊国屋書店本店9階イベントスペースで開催された、「リフレクション(省察)で教師は育つ!~『リフレクション大全』『リフレクション入門』『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ 授業づくりの考え方』刊行記念セミナー」に参加してきました。 www.k…

『イン・ザ・ミドル』読書会

先日、横浜国立大学の研究室にて、「ナンシー・アトウェル『イン・ザ・ミドル』読書会 」を開催しました。 ナンシー・アトウェル(2018)『イン・ザ・ミドル:ナンシー・アトウェルの教室』( 三省堂) 読書会に参加してくださったのは、リーディング・ワーク…

【リレー企画】学生たちによる、ALPを用いた模擬授業の振り返り

【リレー企画】と題された、ロカルノさんのブログ記事「ALP(アクティブ・ラーニング・パターン)で研修しよう」「【リレー企画】ALPで授業の考え方を共有しよう」と、 それに続く、Yacchaeさんのリレー記事、「【リレー記事】ALPを使ったブログでの授業振り…

パフォーマンス学習の場としての模擬授業~渡辺貴裕『授業づくりの考え方』~

前の記事でも書きましたが、体調が万全に回復しないのを良いことに、自分のインプットのための時間を作っています。 その中で、教職課程での授業との関わり方について、静かに考えなおすきっかけをもらえるような2冊の本と出会いました。 1つは、C. A. ト…

ダークペダゴジーとしての評価を再考する~『一人ひとりをいかす評価』~

あまり体調が芳しくないことを良いことに、遠出するような予定はすべてあきらめて、家で、本を読んだり、映画を観たりしています。 おかげさまで、ようやく、インプットのための時間をとることができ、とてもありがたい。 もっともありがたかったのは、この…

言語学TRPG「ダイアレクト(Dialect)」で遊んでみた

Thony Gameの『ダイアレクト(Dialect)』のプレイ体験会を開催しました。 「ダイアレクト(Dialect)」とは、「方言」「通語・隠語」という意味。 日本語だと「方言」といえば、ほぼ、関西弁や東北弁などの「地域方言」しかイメージされないことが多いのですが…

トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』

「パフォーマンス心理学研究会」による12月の研究会(ワークショップ)に参加してきました。 「トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』」というタイトルで、講師は、宮本万里さん。 3時間のワークショップでしたが、あっ…

ロイス・ホルツマン『太りすぎの脳(Overweight Brain)』第1回研究会

2018年12月27日(木曜日)13:00より、明治大学中野キャンパス(JR中野駅から徒歩5分)にて、ロイス・ホルツマン『太りすぎの脳(Overweight Brain)』の第1回研究会(翻訳検討会)を開催いたします。 本書『太りすぎの脳~知ることへの脅迫観によって、私た…

絶望的な社会と、ロバストなわたしたち~「マイ・チャイルド: レーベンスボルン」

東京ゲームショウ2018のインディーズ・ゲーム・コーナーで出会った、「マイ・チャイルド: レーベンスボルン」をついにクリアしました。 kimilab.hateblo.jp このゲームについては、すでにいろいろなところで、レビューも出ているようなので、どのようなゲー…

ホモフォビアとの向き合いかた~『カランコエの花』

渋谷アップリンクで上映されていた映画『カランコエの花』。 上映最終日に駆け込み、最終日の舞台挨拶も観てきました。 舞台挨拶で印象に残った発言は、いくつもあるのだけれど、その中でも特に、中川駿監督が最後に(時間のない中で)紹介されていた、本作…

岡本太郎「太陽の塔」の著作権~こだま芸術祭「太陽の塔プロジェクト」~

埼玉県本庄市・児玉郡エリアで開催されていた「こだま芸術祭」に行ってきました。 kodama-art-festival.info 「こだま芸術祭」は、1969年に設立されたこだま青年会議所の50周年記念事業ということで、公益社団法人こだま青年会議所による主催。 これまでも、…

図書館総合展ゲーム部フォーラム「図書館サービスとしての『ゲーム』活用」レポート

2018年10月30日~11月2日にかけて開催された「図書館総合展」の初日に、図書館総合展ゲーム部フォーラム「図書館サービスとしての『ゲーム』活用」が開催されるということで、フォーラムに参加してきました。 図書館における所蔵資料としてのゲームや、利用…

ガメイちゃんにセンター取らせたい!~『図解ワイン1年生』

10月末から、新ルールが適用になり、「もはやボジョレーの時代は終わった。これからは日本ワインだ」というニュースもちらほら見かけるようになりました。 diamond.jp そんななか、なぜか、今までまったく興味がなかったボジョレー・ヌーボーに興味を示し、…

アライでない(かもしれない)人たちとのLGBTセミナーの作り方

2018年11月14日に、わたしの勤務先の大学で、男女共同参画センター×障がい学生支援室主催「ワークライフバランスセミナー LGBT」という企画が開催されました。 このタイトルを見ただけで、察しの良いかたは、「『ワークライフバランス』と『LGBT』???」「…

【TGS2018】教育や社会とかかわるゲームを求めて:インディーゲームコーナー

「東京ゲームショウ2018」におけるゲーム・レポート、第3段。 「東京ゲームショウ2018」の見どころのひとつしても紹介されることのある「インディーゲーム」コーナー。実際、東京ゲームショウのビジネスデー最終日には「センス・オブ・ワンダーナイト」とい…

【TGS2018】ゲームスクールコーナーに行こう!

今回、東京ゲームショウに初参戦して、わかったことがたくさんありました。 東京ゲームショウについては、毎年、マスコミでも多く取り上げられているのですが、ニュースの焦点は、ほぼ来場者数の多さと、コンパニオン&コスプレイヤーのレポ。 なんだこれ、と…

【TGS2018】ゲームアプリ「図書館ガイダンス リバードリィ」、東京ゲームショウに出展!

「東京ゲームショウ2018」に行ってきました! …というか、「常磐大学ゲーミフィケーション研究会」のメンバーとして、ゲームスクールコーナーで出展してきました! www.tokiwa.ac.jp www.4gamer.net 今回、東京ゲームショウに出展するに至った主な理由は、な…

全国大学国語教育学会ラウンドテーブル「国語教育における即興的パフォーマンスとしての学習 」

全国大学国語教育学会2018秋大会のプログラムが、ホームページ上に公開されました。 プログラムは、こちらからPDFでダウンロードできます。 www.gakkai.ac わたしは、2日目(10/28(日))の午前中に開催される課題研究シンポジウムで、コーディネーターとし…

全国大学国語教育学会課題研究2018秋「国語科教育を問い直す②~言葉(ことば)」

全国大学国語教育学会のホームペーイで、2018年度秋大会(東京ウォーターフロント大会)のプログラムが公開されました(PDF)。 www.gakkai.ac 本大会で開催を予定していた課題研究「国語科教育を問い直す②~言語(ことば)」についても、話題提供内容、スケジ…

こども×アート×ワークショップの原点~「ブルーノ・ムナーリ」展@神奈川県立近代美術館葉山

先週末まで、神奈川県立近代美術館葉山で開催されていた、「ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ」展に行ってた。 「ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ」展:神奈川県立近代美術館<葉山館> 神奈川県立近代美術館…

わたし自身の「安心からの脱出」~TPPGフェストークショーで司会を務めることになりました

昨年夏、「いただきダンジョンRPG」開発者のひとりである加藤浩平さんと、偶然、お知り合いになるという僥倖に恵まれました。 おかげさまで、東京学芸大学で行われているTPRGの活動を、実際に見させていただいたり(詳細はこちら→コミュニケーションとゲーム…

プロパガンダ映画における美しさへの敬意~『人生はシネマティック!』

BBC(英国放送協会)フィルムズ他製作・ロネ・シェルフィグ監督の『人生はシネマティック(Their Finest)』のDVD&Blu-rayレンタルが開始したというニュースを聞きつけたので、さっそくレンタルしてみてみました。 映画『人生はシネマティック!』11.11(土)公…

プログラミング学習と言葉(記号)の学び~「レッツ!ピクトグラミング」~

青山学院大学相模原キャンパスで開催された、「レッツ!ピクトグラミング第1回: プログラミングを学んでみよう」に、行ってきました。 相模原市は、「ICT環境がなくてもできるプログラミング学習」を合言葉に、全国に先駆けて、小中学校でプログラミング教…

「Yes, and」と「Creative Disagreement」とネガティブな感情と~「ワタリーショップ×学びのリフレクション」

2018年3月30日に、横浜国立大学にて、教育×即興×省察 春の体験会「ワタリーショップ×学びのリフレクション」が開催されました。 watari-bouya.com 6dim+(ロクディム)の渡猛さんによるワークショップ(「ワタリーショップ」)と、上條晴夫先生(東北福祉大…

性とか愛とかのカテゴリーと、それに戸惑うわたしたち―『恋とボルバキア』

お題「最近見た映画」 本日、横浜にあるシネマジャック&ベティで公開中の、小野さやか監督『恋とボルバキア』を見てきました。 映画『恋とボルバキア』公式サイト 恋とボルバキア 公開記念動画 この映画、昨年12/9から公開されているのですが、ドキュメンタ…

ネットワークを遊ぶ/ネットワークで遊ぶ―「39アート in 向島2018」

2018年3月1日~3月31日まで開催している「39アートin向島2018」に行ってきました。 「39アートin向島」とは、「サンキューアートの日」に地域で参加しているプログラムのひとつ。「39アートin向島」が始まったのが、2010年3月ですので、今年でもう9回目を迎…