kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

お仕事(教育)

「言葉する者(Languager)」になるための辞書あそび~「コレハヤ辞典」

今年度の大学院の授業「国語カリキュラム論演習Ⅱ」では、何回か、わたしが今、考えている言葉の教育のアイデアについて発表し、それに関わる活動なども入れながら、ディスカッションをしてもらっています。先週と今週は、2週間連続で、わたしが発表するター…

文学者にまなび、あそぶ!現代メディアの文章表現~『メディア・リテラシーを高めるための文章演習』

酒井信(2019)『メディア・リテラシーを高めるための文章演習』(左右社)を読みました。 わたしが担当している「初等教科教育法(国語)」の中で、ある学生たちのグループが「炎上」をテーマにした模擬授業を考えたい! と言っていて、その学生たちと「どん…

「好奇心(curiosity)」と「質問をすること(Asking questions)」~Raquell Holms「STEAM教育へのパフォーマンス・アプローチ」

筑波大学東京キャンパスで行われた、「インプロサイエンス(Improvscience)」のRaquell Holms先生によるセッションに参加してきました。(以下、Dr. Raquell Holms「STEAM教育へのパフォーマンス・アプローチ」案内より) 「STEAM教育へのパフォーマンス・ア…

やってみよう!TRPG型物語創作教材『物語の世界を旅しよう!』

昨年度、電気通信普及財団による助成研究「デジタルメディア社会における「情報活用能力」育成に向けた基礎理論の構築」(共同研究)(PDF)成果を踏まえたTRPG型教材の制作を遊学芸・保田琳さんに依頼し、2019年3月に、その成果物である『物語の世界を旅しよ…

パフォーマンス学習の場としての模擬授業をやってみた。

今日は、わたしが学部で担当している「初等教科教育法(国語)」の最終回でした。 「初等教科教育法(国語)」は、学部2年生対象の必修授業です。約240名を春学期2クラス、秋学期2クラスの計4つのクラスに分けて実施するのですが、現在はそれをすべてわたし…

「物語の段階」を遊ぶ!~『じっくりミレー』と鑑賞教育

大学院の授業では、『メディア・リテラシーの教育(ことばの授業づくりハンドブック)』(奥泉香編、2015、渓水社)をテキストにしながら、主に、中学校・高等学校の国語科でのメディアを用いた言葉の教育や、メディア・リテラシーの教育について議論してい…

「リフレクション(省察)で教師は育つ!」@紀伊国屋書店新宿本店 イベント・レポート

紀伊国屋書店本店9階イベントスペースで開催された、「リフレクション(省察)で教師は育つ!~『リフレクション大全』『リフレクション入門』『小学校の模擬授業とリフレクションで学ぶ 授業づくりの考え方』刊行記念セミナー」に参加してきました。 www.k…

【リレー企画】学生たちによる、ALPを用いた模擬授業の振り返り

【リレー企画】と題された、ロカルノさんのブログ記事「ALP(アクティブ・ラーニング・パターン)で研修しよう」「【リレー企画】ALPで授業の考え方を共有しよう」と、 それに続く、Yacchaeさんのリレー記事、「【リレー記事】ALPを使ったブログでの授業振り…

パフォーマンス学習の場としての模擬授業~渡辺貴裕『授業づくりの考え方』~

前の記事でも書きましたが、体調が万全に回復しないのを良いことに、自分のインプットのための時間を作っています。 その中で、教職課程での授業との関わり方について、静かに考えなおすきっかけをもらえるような2冊の本と出会いました。 1つは、C. A. ト…

ダークペダゴジーとしての評価を再考する~『一人ひとりをいかす評価』~

あまり体調が芳しくないことを良いことに、遠出するような予定はすべてあきらめて、家で、本を読んだり、映画を観たりしています。 おかげさまで、ようやく、インプットのための時間をとることができ、とてもありがたい。 もっともありがたかったのは、この…

トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』

「パフォーマンス心理学研究会」による12月の研究会(ワークショップ)に参加してきました。 「トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』」というタイトルで、講師は、宮本万里さん。 3時間のワークショップでしたが、あっ…

絶望的な社会と、ロバストなわたしたち~「マイ・チャイルド: レーベンスボルン」

東京ゲームショウ2018のインディーズ・ゲーム・コーナーで出会った、「マイ・チャイルド: レーベンスボルン」をついにクリアしました。 kimilab.hateblo.jp このゲームについては、すでにいろいろなところで、レビューも出ているようなので、どのようなゲー…

図書館総合展ゲーム部フォーラム「図書館サービスとしての『ゲーム』活用」レポート

2018年10月30日~11月2日にかけて開催された「図書館総合展」の初日に、図書館総合展ゲーム部フォーラム「図書館サービスとしての『ゲーム』活用」が開催されるということで、フォーラムに参加してきました。 図書館における所蔵資料としてのゲームや、利用…

アライでない(かもしれない)人たちとのLGBTセミナーの作り方

2018年11月14日に、わたしの勤務先の大学で、男女共同参画センター×障がい学生支援室主催「ワークライフバランスセミナー LGBT」という企画が開催されました。 このタイトルを見ただけで、察しの良いかたは、「『ワークライフバランス』と『LGBT』???」「…

【TGS2018】ゲームスクールコーナーに行こう!

今回、東京ゲームショウに初参戦して、わかったことがたくさんありました。 東京ゲームショウについては、毎年、マスコミでも多く取り上げられているのですが、ニュースの焦点は、ほぼ来場者数の多さと、コンパニオン&コスプレイヤーのレポ。 なんだこれ、と…

【TGS2018】ゲームアプリ「図書館ガイダンス リバードリィ」、東京ゲームショウに出展!

「東京ゲームショウ2018」に行ってきました! …というか、「常磐大学ゲーミフィケーション研究会」のメンバーとして、ゲームスクールコーナーで出展してきました! www.tokiwa.ac.jp www.4gamer.net 今回、東京ゲームショウに出展するに至った主な理由は、な…

全国大学国語教育学会ラウンドテーブル「国語教育における即興的パフォーマンスとしての学習 」

全国大学国語教育学会2018秋大会のプログラムが、ホームページ上に公開されました。 プログラムは、こちらからPDFでダウンロードできます。 www.gakkai.ac わたしは、2日目(10/28(日))の午前中に開催される課題研究シンポジウムで、コーディネーターとし…

こども×アート×ワークショップの原点~「ブルーノ・ムナーリ」展@神奈川県立近代美術館葉山

先週末まで、神奈川県立近代美術館葉山で開催されていた、「ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ」展に行ってた。 「ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ」展:神奈川県立近代美術館<葉山館> 神奈川県立近代美術館…

わたし自身の「安心からの脱出」~TPPGフェストークショーで司会を務めることになりました

昨年夏、「いただきダンジョンRPG」開発者のひとりである加藤浩平さんと、偶然、お知り合いになるという僥倖に恵まれました。 おかげさまで、東京学芸大学で行われているTPRGの活動を、実際に見させていただいたり(詳細はこちら→コミュニケーションとゲーム…

思考によるリフレクション/身体によるリフレクション~上條晴夫『実践・教育技術リフレクション あすの授業がうまくいく〈ふり返り〉の技術(1)身体スキル』~

東北福祉大学の上條晴夫先生から、『実践・教育技術リフレクション あすの授業が上手くいく〈ふり返り〉の技術 (1) 身体スキル』(合同出版)をご恵投いただきました。 「あすの授業が上手くいく」という、教育技術のマニュアル本によくあるフレーズと、「リ…

アイデンティティのブリコラージュ―横浜吉田中学校DSTプロジェクト

お題「最近気になったニュース」 *1 2017年12月19日の東京新聞に、横浜吉田中学校でのDST(Digital Story Telling)プロジェクトの記事が掲載されたとのお知らせをいただきました。 www.tokyo-np.co.jp 横浜吉田中DSTプロジェクトは、横浜国立大学で学…

「評価」と「批評」―『グローバル化時代の教育評価改革:日本・アジア・欧米を結ぶ』

大学院の授業で、田中耕治(編著)『グローバル化時代の教育評価改革:日本・アジア・欧米を結ぶ』(日本標準)を読んでいます。 今週の授業では、渡辺貴裕先生(東京学芸大学)の「英語圏における芸術教育の評価の新展開」(第3章第4節)を読みました。 芸術…

本や雑誌がわたしたちに教えてくれるもの~アイデアを生み出すためのザッピング読書

大学で担当している演習授業「国語教育演習Ⅰ」では、毎年、国語教育・読書教育関連の学術雑誌を「乱読」「ザッピング」する活動を実施しています。 ザッピング読書に思いいたるまで 本や雑誌の「乱読」「ザッピング」には以前から関心を持っていたのですが、…

教員を目指す学生の皆さんに役立つかもしれない学習指導要領関係情報

新年度が始まってはや2週間。 ついに先週から、勤務校での授業「初等国語科教育法」もはじまりました。 すでにニュース等でご存じのお方もいらっしゃるように、今年3月末には、次期学習指導要領が公示されました。 「ICT Connect 21」のサイトでは、いちは…

教員免許更新講習「やってみよう!国語科におけるICT教育」

本年度から、教員免許更新のための講習として、「やってみよう!国語科におけるICT教育!」という科目を担当することになりました。 小学校・中学校の先生方を対象とした講習で、「授業でICTを利活用すべし」という声があることも知っているし、なにか使って…

学習指導要領にインプロ的に応答する

「ジャパン・オールスターズ」の一員として翻訳を行った、キャリー・ロブマン&マシュー・ルンドクィスト(2016)『インプロをすべての教室へ 学びを革新する即興ゲーム・ガイド』(新曜社)が無事に発行され、本日わたしの手元にも書籍が届きました。 訳者の…

わたしの言葉/わたしたちの言葉――横浜国立大学附属中学校研究発表会

先日開催された「平成27年度 横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校研究発表会」に参加してまいりました。 私が参加したのは、2日目(20日(日))に行われた国語科の研究発表。 国語科では「『ことば』への認識を協働的に育む指導と評価」というテーマ…

わたしとわたしでないものをつなぐ「メディア」――東京学芸大学附属小金井小学校・校内研究授業――

東京学芸大学附属小金井小学校で行われた校内研究授業・研究協議会に参加して参りました。 www.u-gakugei.ac.jp 今回、私が拝見させていただいた国語の研究授業は、校内研究授業の最後の回にあたります。附属小金井小学校では、これまで年7回このような校内…

情緒的なつながりへの過剰な配慮について――アクティブ・ラーニングにおける人間関係――

大学院の演習授業の発表で、ある研修生の方が「協働学習」についての発表をしてくださったことがきっかけとなり、大学院生たちと、高等学校におけるアクティブ・ラーニングについての議論が行われました。 「高等学校におけるアクティブ・ラーニング」といえ…

LGBT・セクシュアルマイノリティ教育のための学習リソース集@神奈川

NPO法人Re:Bitによる公開講座「LGBTの自立/就労を応援するためにできること」@横浜))に参加してきました。 LGBTとは、「レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー」の頭文字をとった総称で、一般的には、セクシュアルマイノリティを包括的に…