kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

アート

芸術祭遺産の風景~「いちはらアート×ミックス2017」

今週のお題「ゴールデンウィーク2017」。 2017年4月8日(土)から5月14日(日)にかけて千葉県市原市南部エリアで開催されている「いちはらアート×ミックス2017」に行ってきました。 ichihara-artmix.jp 「いちはらアート×ミックス」は、2014年に第1回が開…

切符をなくした子供たちは都市ネットワークの夢を見るか?―北川貴好「地上階には、つながらない邸宅」

2/25(火)から3/1(火)まで東京・池袋エリアで開催されている回遊型の展覧会、北川貴好「地上階には、つながらない邸宅」に参加してきました。 池袋駅からスタートするこの展覧会。参加者は、SNSのメッセージのようなかたちでスマートフォン上に表示さ…

愛とは分け隔てること――趣向『The Game of Poliamory Life』

KAAT(神奈川芸術劇場)で行われた、趣向『THE GAME OF POLIAMORY LIFE』を見てきました。www.kaat.jp The Game of Polyamory Life 「ポリアモリー(Poliamory)」とは、合意のうえで、複数の人々と誠実な愛の関係をもつ恋愛スタイルのこと。・・・いや、恋愛ス…

襲いかかる記憶――「クリテリオム92 土屋紳一」作品制作

今年の2月20日から水戸芸術館にて開催される「クリテリオム92 土屋紳一」展の作品制作に協力するため、水戸芸術館まで行ってきました。 フィルム写真全盛期よりデジタル技術を用いた写真作品の制作に取り組んできた土屋紳一。本展では、カセットテープレコー…

ハーメルンの笛から逃げるための方法について――中島佑太ワークショップ展示@岡本太郎美術館

水戸芸術館現代美術センター・高校生ウィーク「大人部」、および、その後に行われた水戸のキワマリ荘でのトークイベント「よんでみる 11」でお世話になった、アーティストの中島佑太さんが、川崎市岡本太郎美術館の企画展「遊び ひらく 岡本太郎」展のなかで…

誰かのための住処/みんなの公共空間――DenchuLab.一般公開展示

東京都台東区・谷中霊園の近くにある旧・平櫛田中邸で行われたいた若手アーティストによる滞在制作「Denchu Lab.」の公開展示を見にいってきました。 ★若手アーティストによる滞在制作 | Denchu Days_Live Arts and Archives ★プレスリリース(PDF) 平櫛田中…

「ビエンナーレさん」の憂鬱――中之条ビエンナーレと共生の諸問題

中之条ビエンナーレにいってまいりました。 中之条ビエンナーレは、群馬県吾妻郡中之条町で2007年より開催されているアートイベント。 中之条ビエンナーレが、2007年に第1回を開催した際には、参加作家数が58人で来場者数はのべ48,000人。予算も中之条町か…

みんながいなければ、たどりつけない場所――ロクディムフェスティバル

第6回「したまち演劇祭 in 台東」のなかで開催されていた「ロクディムフェスティバル この瞬間を一緒に笑おう」に行ってきました。 ロクディムの皆さんとはじめてお会いしたのは、2011年。東日本大震災があったその年の秋のことです。当時わたしは、現代美…

「遠くにいるあなた」のためのパブリック・リレーションズ

水戸のキワマリ荘で、開催された「よんでみる9 鳥取藝住祭をよんでみる」に参加してきました。 「鳥取藝住祭」は、2014年9月~11月にかけて行われている「アーティスト・イン・レジデンス型の芸術祭」。「土着する文化 住み着く芸術」をテーマに、「芸術が身…

子どもがつくるオルタナティブ・マーケット

Form on Words≪ネクスト・マーケット「ジャングルジム市場」≫ 「地域住民とのコミュニケーションに基づいて、地域の装いを“新たに”作り出す」ことをミッションに掲げたファッションブランド「Form on Words」(HP紹介文より)が、≪ネクスト・マーケット「ジ…

わたしの服のことばのかたち

Form on Words――あなたの「ことば」からつくられる衣服 心待ちにしていた、≪Form on Words≫プロジェクトのリターンが届きました。≪Form on Words≫プロジェクトとは、服づくりを依頼する「あなた」の「ことば」から衣服を作り出すプロジェクト。マイクロ・パ…

Nadegata Instant Partyプロジェクト「全児童自動館」

「児童館」という境界。その横断と専有とカーニヴァル的空間について 2012年3月17日(土)。 各地でさまざまなイベントが実施されたこの日に、アーティスト・イン・児童館2012 Nadegata Instant Partyプロジェクト「全児童自動館」にいってきました。内容に…

放課後の学校クラブin浜田小学校

第1回放課後の学校開放!! 2012年12月18日。 水戸市本町下市商店街ハミングロード513の中の特設会場で行われた、「放課後の学校クラブin浜田小学校 第1回放課後の学校開放」に参加してきた。 「放課後の学校クラブ」とは? 「放課後の学校クラブ」とは何…

防災の日だよ!『SHUFFLE』で遊ぼう!

大学の授業が8月18日に終了し、成績を提出してようやく一段落・・・と思っていたら、あっという間に9月です。 9月1日は「防災の日」! ・・・というわけで、我が家も防災訓練!・・・はできないのでせめて防災カードゲームで遊んでみました。 いつもは2人しかい…

北澤潤《リビングルーム イン ネパール》

研究の世界を問い直すプロジェクト アートプロジェクトの世界と研究の世界を行ったり来たりできる、というなんとも得がたい身分にある私にとって、もっとも幸せなこと。 それは、なんといっても、研究の世界にヴィヴィッドな洞察や知見をもたらしてくれる作…

みなとメディアミュージアム2011に行ってきました!

〜「よそものが失礼いたします!」〜 先日、慶應義塾大学SFCの学生が中心となって実行委員会を組織しつつ展開している、「みなとメディアミュージアム2011」にいってきました。 ※写真は阿字ヶ浦の駅 遠く神奈川県の藤沢から学生さんがいらっしゃって、運…

マクロな状況的実践/ミクロな状況的実践

リミニ・プロトコル「Cargo Tokyo-Yokohama」 リミニ・プロトコルの「Cargo Tokyo-Yokohama」に乗ってきた。 http://festival-tokyo.jp/program/rimini/トラックを改造した専用車両に乗車して、天王州アイル駅近くの駐車場から、横浜港駅近くの駐車場まで移…

「アートワールド」の再定義〜実践編〜

Kaikai kikiの2009年版カレンダーを送っていただく。カレンダーの表紙はMr.(ミスター)氏の《スターティングオーバー》。 ここ数年、水戸芸術館に関わるようになってきてからいろいろ「現代アート」と呼ばれる幅広い作品群を見るようにはなってきたけれど、…

年賀状づくりの楽しみ

「情報化社会における『著作』概念の問い直し」というとWikiだ、Web2.0だという話になりがちだけれど、わたしが毎年この話題を思い出すのは、なんといっても今の時期である。 「今年も年賀状つくらなきゃなぁ…」と思いたち、ネットサーフィンしながら、フリ…

哲学の無時代的読みかえ:《ベイビー・マルクス》と『まるくすタン』

かなり前、恐ろしく忙しいスケジュールの合間をぬって、横浜トリエンナーレに行った。「今回の横浜トリエンナーレは、何がオススメですか?」と、ふだんあまりアートと関わりのない知人に尋ねられたら、わたしは間違いなく、ペドロ・レイエス《ベイビー・マ…

「キレイ」と「キタナイ」の政治学

高校生たちが一生懸命やっている、水戸でのプロジェクト。 たまたま、その話し合いに参加させてもらった関係で、メーリングリストの管理者などやっているおかげで、日々、そのプロジェクトの進行にともなう、さまざまな機微が伝わってくる。なんというか、高…

「誰でもないわたし」と「誰でもあるわたし」の間2:現代アートにおける「顔」

先日、ジュリアン・オピーの作品について触れながら、わたしは、「人間にとって『顔』とはいったい何だろう」と問いを発した。「顔」とはいったい何か。エマニュエル・レヴィナスが問いつづけたこの問いに、真剣に向き合いつづけているもののひとつは現代ア…

「誰でもないわたし」と「誰でもあるわたし」の間1:水戸芸術館現代美術センター「ジュリアン・オピー」展

先日、水戸芸術館で行われている「ジュリアン・オピー」展に行ってきた。 http://www.arttowermito.or.jp/art/modules/tinyd0/index.php?id=1 ジュリアン・オピーの一連の作品を長い時間をかけて眺めていると、「わたしたちが「その人らしさ」と感じるものっ…

芸とエンターテイメントとアートの間

ひさびさに一人暮らしのアパートに帰ってきたら、 加納真実さんの第二回ソロ公演「時間、時間!加納の小一時間!!2!!」のDMが届いていて、狂喜乱舞しました。 http://www.accircus.com/news/kanoujikan_iwato/kano_iwato.htmv 「これは芸か?アートか…

「美術館のアート・ビオトープ」

ついに、水戸芸術館現代美術センターで行った「アートライティング」企画の記録集『アートライティング』ができあがりました。 思い起こせば、この企画が始動したのは昨年の7月。 あっという間にもう1年近くの月日が経過したことになります。わたしはこの…