kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

研究

「言葉する者(Languager)」になるための辞書あそび~「コレハヤ辞典」

今年度の大学院の授業「国語カリキュラム論演習Ⅱ」では、何回か、わたしが今、考えている言葉の教育のアイデアについて発表し、それに関わる活動なども入れながら、ディスカッションをしてもらっています。先週と今週は、2週間連続で、わたしが発表するター…

全国大学国語教育学会ラウンドテーブル「国語科教育における『読解力』を問い直す:リーディングスキルテストをめぐる議論を中心に」

2019年10月26日から27日にかけて開催された、全国大学国語教育学会仙台大会(プログラムPDF)では、2日目に「国語科教育における『読解力』を問い直す:リーディングスキルテストをめぐる議論を中心に」と題されたラウンドテーブルが開催されました。 ラウン…

TRPGフェス2019企画②:ノルディックLARP(社会・芸術的な教育LARP)体験

9/6~9/8に開催される「TRPGフェス2019」 の中でのJARPS(日本RPG学研究会)企画情報、第2弾です。 昨年度の学術LARP企画「安心からの脱出:Village,Shelter, Comfort(芸術型教育LARP)」(togetterによるまとめは、こちら)に引き続き、今年度も、ノルディッ…

TRPGフェス2019企画①「RPG学研究への招待:アナログ・ロールプレイング・ゲーム・スタディーズ」

今年も、「TPPGフェス2019」が開催されます。 trpgfes.jp わたしは昨年度、「TRPGフェス」初参加!で、なぜか、口頭発表パネルの司会を務めたり、ノルディックLARP(政治・芸術的な教育LARP)「安心からの脱出」でNPCを勤めたりしておりました。 kimilab.hateb…

インターン受入担当のための異文化間発達トレーニング~若者のための発達学校(Developmental School for Youth)

East Side Instituteのご厚意で、日本の研究者や実践家、学生のために特別プログラムとして開講された、3泊4日の「Immersion Program for Japanese scholars/students」(3/6~3/10)に参加してきました。 loisholzman.org 「Immersion Program」の名のとおり…

パフォーマンス学習の場としての模擬授業~渡辺貴裕『授業づくりの考え方』~

前の記事でも書きましたが、体調が万全に回復しないのを良いことに、自分のインプットのための時間を作っています。 その中で、教職課程での授業との関わり方について、静かに考えなおすきっかけをもらえるような2冊の本と出会いました。 1つは、C. A. ト…

言語学TRPG「ダイアレクト(Dialect)」で遊んでみた

Thony Gameの『ダイアレクト(Dialect)』のプレイ体験会を開催しました。 「ダイアレクト(Dialect)」とは、「方言」「通語・隠語」という意味。 日本語だと「方言」といえば、ほぼ、関西弁や東北弁などの「地域方言」しかイメージされないことが多いのですが…

トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』

「パフォーマンス心理学研究会」による12月の研究会(ワークショップ)に参加してきました。 「トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』」というタイトルで、講師は、宮本万里さん。 3時間のワークショップでしたが、あっ…

【TGS2018】教育や社会とかかわるゲームを求めて:インディーゲームコーナー

「東京ゲームショウ2018」におけるゲーム・レポート、第3段。 「東京ゲームショウ2018」の見どころのひとつしても紹介されることのある「インディーゲーム」コーナー。実際、東京ゲームショウのビジネスデー最終日には「センス・オブ・ワンダーナイト」とい…

【TGS2018】ゲームスクールコーナーに行こう!

今回、東京ゲームショウに初参戦して、わかったことがたくさんありました。 東京ゲームショウについては、毎年、マスコミでも多く取り上げられているのですが、ニュースの焦点は、ほぼ来場者数の多さと、コンパニオン&コスプレイヤーのレポ。 なんだこれ、と…

【TGS2018】ゲームアプリ「図書館ガイダンス リバードリィ」、東京ゲームショウに出展!

「東京ゲームショウ2018」に行ってきました! …というか、「常磐大学ゲーミフィケーション研究会」のメンバーとして、ゲームスクールコーナーで出展してきました! www.tokiwa.ac.jp www.4gamer.net 今回、東京ゲームショウに出展するに至った主な理由は、な…

「書く。部」によるギャラリーガイド~『チュートリアル:ポスト・ヒューマン時代の歩き方』と『GAME 超人類転生』

水戸芸術館現代美術センター「高校生ウィーク」の一環として開催した連続ワークショップ「書く。部」が、昨日、無事に終了いたしました。 イベントの詳細については、こちらをご覧ください。 書く。部第1回 対話型鑑賞「ハロー・ワールド」展 書く。部第2…

「Tokyo Art Research Lab」初年度成果レポートに寄せて(2011年3月)

「東京アートポイント計画」のスタッフの方々より、インタビューの依頼を受け、アーツカウンシル東京ROOM302まで、行ってきました。 わたしは、2009年度~2010年度、東京文化発信プロジェクト(公益財団法人東京都歴史文化財団)だった頃の、「東京アートポ…

プログラミング言語の学習カリキュラムをどう組み立てるのか?―愛和小学校×Ludix Lab「i和design冬期講習会」より

きたる3/21~3/25に、NHKのEテレにて子ども向けのプログラミング学習番組『Why? プログラミング』が放送されるそうです。 先日、NHKにて、出演者の厚切りジェイソンさんによる取材会が行われ、その後、オンラインを中心に話題が広がっています。 www.oricon.…

一人称代名詞という主戦場――スーザン・クークリン『カラフルなぼくら』

私を呼ぶときの代名詞には、本当は〈彼ら〉を使ってもらいたいんだ。男と女の両方が自分の中にいると思うから。でもそれを理解できる人はほとんどいないので〈彼〉でいいよ。長い間ずっと〈彼女〉だったから、そろそろ交代してもいい時期だ。女子でいるのは…

黒人女性ラップにおける対話―『ブラック・ノイズ』

2015年5月6日に、トリーシャ・ローズ(2009)『ブラック・ノイズ』の輪読会が行われました。 私は、第5章「悪女たち:黒人女性ラッパーと性の政治学」を担当したのですが、本章で行われている議論がとても面白く、私自身が、今後、サブカルチャーやポピュラー…

「いばらきデジタルコンテンツソフトウェア大賞2014<アプリ部門>」審査委員会に参加してきました!

「いばらきデジタルコンテンツソフトウェア大賞2014<アプリ部門>」審査委員会に、「常磐大学ゲーミフィケーション研究会」のメンバーとして参加してきました。「いばらきデジタルコンテンツソフトウェア大賞」とは、「デジタルコンテンツやソフトウェア(…

【保存版】レポート・論文で「問い」を立てられないときのヒント

今週のお題「書くこと」 …というわけで、レポート・論文を「書くこと」をサポートする仕事をしているので、この機会に、レポート・論文(卒業論文を含む)を書くために便利なWEBサービスやWEBサイトのまとめをしておきたいと思います。もちろん、「レポート…

防災の日だよ!『SHUFFLE』で遊ぼう!

大学の授業が8月18日に終了し、成績を提出してようやく一段落・・・と思っていたら、あっという間に9月です。 9月1日は「防災の日」! ・・・というわけで、我が家も防災訓練!・・・はできないのでせめて防災カードゲームで遊んでみました。 いつもは2人しかい…

北澤潤《リビングルーム イン ネパール》

研究の世界を問い直すプロジェクト アートプロジェクトの世界と研究の世界を行ったり来たりできる、というなんとも得がたい身分にある私にとって、もっとも幸せなこと。 それは、なんといっても、研究の世界にヴィヴィッドな洞察や知見をもたらしてくれる作…

【まとめ】特有の「学びのデザイン」がみられる東京近郊の施設まとめ(2)プログラム・イベントやワークシートで学びを支援する施設

先日、「特有の『学びのデザイン』がみられる東京近郊の施設まとめ(1)」として、新しいコンセプトや理念に基づいた施設をまとめました。 今回はその続きで、施設そのものはすでに以前からあるものを利用しつつ、新しいプログラムをインストールしたり、イ…

ビブリオバトル〜本好きな人たちの楽しみ方を共有する場のデザイン〜

ビブリオバトル初参戦inこすみ図書 先日、墨田区東向島にある「こすみ図書」というスペースで行われた、 折り紙集団ポロロッカ+こすみ図書「折紙展+ビブリオバトル」に参加してきました。こすみ図書は、鳩の街通り商店街という独特の情緒をもった商店街の…

【まとめ】特有の「学びのデザイン」がみられる東京近郊の施設まとめ(1)新しいコンセプトの施設

今年の7月19日に東京大学・中原淳研究室によるUSTトークライブ「フィンランドで見つけた学びのデザイン」がUstream上で放送され、さまざまな議論が行われました。 トークライブのタイトルからわかるとおり、このトークライブは今年の6月に発刊された…

ビブリオバトル〜本好きな人たちの楽しみ方を共有する場のデザイン〜

ビブリオバトル初参戦inこすみ図書 先日、墨田区東向島にある「こすみ図書」というスペースで行われた、 折り紙集団ポロロッカ+こすみ図書「折紙展+ビブリオバトル」に参加してきました。こすみ図書は、鳩の街通り商店街という独特の情緒をもった商店街の…

公開講義「コモンズ・表現規制・ウィキリークス〜情報ガバナンスの未来像」レポート(後半)

前の記事の続きです。 ・・・ところで、シンポジウムでのメモのアップがなかなか出来ずにいたら、「さすがは情報ガバナンス系のシンポジウム!」というべきか、すでにtwilogで実況ツイートが見られるようでしたので、そちらもどうぞご覧ください。特に、ウィキ…

公開講義「コモンズ・表現規制・ウィキリークス〜情報ガバナンスの未来像」レポート(前半)

1月26日に行われた、東京大学公開文化資源学研究専攻公開講義「コモンズ・表現規制・ウィキリークス 〜情報ガバナンスの未来像」に行ってきました。 イベントの趣旨とトピック [日時] 2011年1月26日(水)18時〜20時30分(開場17:30) [会場] 東京大学本郷…

価値(バリュー)を作りつづけること

今週末は体力的にも精神的にも少し余裕があったので、 以前から読みたいと思っていた雑誌や本を少しかじり読みました。まずは事務所帰りに、『BRUTUS』2011年1・15日号(特集:本。2011年、「世の中」を考える175冊)からいくつかの対談記事を。BRUTUS (ブル…

「やおい」と「BL」の間。あるいは、腐女子のプチ世代間闘争

BLをテーマにしたバー「Miracle JumP」がアキバに開店した。 http://www.miraclejump.com/ 誰に対しても言っているが、 わたしは、やおい第1世代〜第2世代の移行期に、オタ女界に入った人間である。 なので、やっぱりこういう記事を見てしまうと、 第2世…

「頭」と「金」と「足」

先日、たまたまゼミに同席させていただいている方から「わたしって研究者に向いていないんでしょうか?」「どうしたらkimistevaさんのように聡明になれるのでしょうか?」と相談(?)のようなお世辞のようなものを受けとる。 巷の適性検査の類で「研究者向…

世界のKitty-guy

今月末に近隣のある中学校の「総合的な学習の時間」で、日本の「キャラクター」について90分程度お話しをさせていただくことになりました。対象は中学1年生約120名。依頼内容は、こんな感じです。 日本におけるキャラクター認識について」(こんなネーミン…