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kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

教員免許更新講習「やってみよう!国語科におけるICT教育」

お仕事(教育) 教育

本年度から、教員免許更新のための講習として、「やってみよう!国語科におけるICT教育!」という科目を担当することになりました。

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小学校・中学校の先生方を対象とした講習で、「授業でICTを利活用すべし」という声があることも知っているし、なにか使ってみたいとは思っているけれど、具体的にどのように使っていけばいいのか手がかりが得られない…という方に向けた講習(のつもり)でした。

 

しかし、実際に講習がはじまってみると、そこにいらっしゃる方の「ICT活用度」は本当にさまざま。「なんでこの講座を受けようと思ったんだろう…?」というくらい、ICTを使いこなしていると思われる方もいれば、キーボードの文字入力ひとつひとつにも困難を覚えていらっしゃる方までいらっしゃいました。

 

そんな「ICT活用度」に大きな差がある参加者をお迎えした講習でしたが、それでも、やっぱり、皆さんと一緒に、なにか、ICTを使った表現・交流活動を行ってみたい!ということで、「NHKクリエイティブ・ライブラリー」を活用したICTによる表現活動とその交流を行ってみることにしました。

今回とりあげたテーマ活動はこちら

www1.nhk.or.jp

 

5~6人のグループになって、グループで「百人一首」の歌を一首選んでいただき、グループのメンバーそれぞれに、百人一首動画を作成してもらいました。

 

本日、「NHKクリエイティブ・ライブラリー」の「作品をみる」のコーナーに、参加者の皆さんが作成してくださった動画(一部)がアップされていましたので、そちらからいくつかをご紹介してみたいと思います。

 

100. 百敷や 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり (順徳院)

 

まずは、物議をかもしたこちらの作品から!

 

 

なぜ、イタリアンなのでしょうか…? 

「なほあまりある昔」のあたりにヒントがありそうな気がします。

 

こちらの方は、昭和の日本を回顧する気持ちを「なをあまりある昔なりけり」に託しているようです。

 

…しかしなぜ、ボカロ・ソングをBGMに使うことにされたのか、お聞きしてみたいところです。

 

上の作品は、「昔」=「日本の昔=昭和」という感じでしたが、同じ歌で作られたこちらの動画は「あまりある昔」がさらにすごいことになってます!
 

 

順徳院、生まれてないよ!! 

 

37. 白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける(文野朝康)

「百敷や…」が、参加者のみなさんの奥底にある「遊び心」「想像力」(?)に強烈に火をつけたのとは対照的に、こちらの歌は、人の心にある美意識に訴えてくるものがあるようで、皆さんそれぞれの「美意識」を発動させていたように思います。

 

 

神々しい作品ができあがってます!

「玉ぞ散りける!」のあたりに神々しい美しさを感じとられているのでしょうか。

 

こちらの方は「玉ぞ散りける」の「玉」を真珠で表しているのですね。

鏡音リン・レンのボカロ・ソングも登場して、かなりミュージック・ビデオのようなすてきな作品にしあがっています。

 

 57.  めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に  雲がくれにし 夜半の月かな (紫式部

恋愛など人間同士の関係を歌った歌は、やはり現代社会に重ね合わせやすいようで、都市に生きる人間の動画などを重ね合わせられる方が、いらっしゃいました。

 

そのようななか、こちらのムツゴロウを使った作品は、いろいろなことを考えさせられます。

 

たしかに「見しやそれともわかぬ間に 雲隠れ」してる感じがします!

 

他にもたくさの名作(迷作?)が盛りだくさんなので、ぜひ見てみていただけるとうれしいです。

NHKクリエイティブ・ライブラリー」のサイトの右上の検索窓で、「作品から」を選び「やってみよう」と入力していただくと、当日作成された動画一覧を見ていただくことができます(こちら