水戸芸術館現代美術センター「高校生ウィーク」の一環として開催した連続ワークショップ「書く。部」が、昨日、無事に終了いたしました。
イベントの詳細については、こちらをご覧ください。
第1回対話型鑑賞「ハロー・『ハロー・ワールド』」では、チームごとにわかれて、現代美術ギャラリーで開催されている「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」を、みんなで自由におしゃべりしながら鑑賞。
おしゃべりする中で、出てきたキーワードを、カードにどんどん書いていきました。
「高校生ウィーク」とはいえ、参加者は、中学生から社会人さまざま。
「ハロー・ワールド」展でテーマになっているような、「科学技術やコミュニケション・テクノロジーと人類との関係」についても、世代によって、その人が生きてきた文化によって、さまざまなイメージがあります。
展示作品から、「昭和」的なサイエンス・フィクション(SF)の世界を感じたり、1990年代のテクノ・ミュージックにありそうなサイケデリック感を想起したり…「科学技術と人類」と一言で言っても、そこには、さまざまな意味がたちあがってきます。
第2回目の編集会議「夢のギャラリーガイドを妄想する」では、第1回目のワークショップで立ち上がってきたキーワードをもとに、「ハロー・ワールド」展を、より面白く見るために、どんなギャラリーガイドがあったら面白いだろうか?と妄想を膨らませます。
本日は高校生ウィークのカフェで「書く。部」が #ハロー・ワールド展 の夢のギャラリーガイドを妄想しています。白熱してますね…(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)#高校生ウィーク2018 pic.twitter.com/oIvn8ttuRp
— 水戸芸術館現代美術センター (@MITOGEI_Gallery) 2018年3月17日
個別の作品から、ギャラリーガイドのためのヒントを得てみたり、あるいは展覧会全体のイメージから、ギャラリーガイドのヒントを得てみたり、発想の仕方はさまざま。
参加者たちから出てきたアイディアを、ホワイトボードにまとめていきます。
話し合いの結果、今回の「書く。部」では、2つのギャラリーガイドを作成することになりました。
ひとつは、展覧会会場に入る前に、誰もが手にとることができる①配布用ギャラリーガイド。
もうひとつは、展覧会途中に立ち寄れる高校生ウィークカフェ「YAP!」内で遊ぶことのできる②ゲーム型のギャラリーガイド。
第3回目のワークショップでは、具体的に、自分たちで妄想したギャラリーガイドをかたちにしていきました。
こちらは、①配布型ギャラリーガイドを作成するチーム!真剣です!
②ゲーム型ギャラリーガイドを作成するチームは、ゲームをプレイしながら、ガイドのあり方を考えていくので、もうちょっとゆるやかな感じ。…楽しそう。
【書く。部】本日、第3回ワークショップ(ギャラリーガイドづくり)進行中!
— Kimi Ishida (@kimi_lab) March 18, 2018
①展覧会鑑賞者に配布するギャラリーガイドと②カフェ会場で遊んでもらうすごろくゲーム型ギャラリーガイドを作成しています。#高校生ウィーク pic.twitter.com/LkqvbKgatV
【書く。部】ゲーム型ギャラリーガイド、テストプレイが始まりました。#高校生ウィーク pic.twitter.com/DFBbrwoSAd
— Kimi Ishida (@kimi_lab) March 18, 2018
テストプレイを終えて、カードに清書をして…
…ついに完成です!できた!
こうして、ようやくギャラリーガイドが完成しました。
できあがったギャラリーガイドは、水戸芸術館現代美術ギャラリー内カフェ
YAP!」の「書く。部」ブースにて配布&設置中です!
4月8日(日)までの「高校生ウィーク」期間中に皆さんに見ていただいたり、体験していただいたりできるようにしたいと思っています。
ぜひ、皆さま、水戸芸術館現代美術ギャラリー内カフェ「YAP!」までお越しくださいませ。