kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

「書く。部」によるギャラリーガイド~『チュートリアル:ポスト・ヒューマン時代の歩き方』と『GAME 超人類転生』

水戸芸術館現代美術センター「高校生ウィーク」の一環として開催した連続ワークショップ「書く。部」が、昨日、無事に終了いたしました。

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イベントの詳細については、こちらをご覧ください。

書く。部第1回 対話型鑑賞「ハロー・ワールド」展

書く。部第2回 編集会議「夢のギャラリーガイドを妄想する」

書く。部第3回 ギャラリーガイド公開制作

 

第1回対話型鑑賞「ハロー・『ハロー・ワールド』」では、チームごとにわかれて、現代美術ギャラリーで開催されている「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」を、みんなで自由におしゃべりしながら鑑賞。

おしゃべりする中で、出てきたキーワードを、カードにどんどん書いていきました。

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「高校生ウィーク」とはいえ、参加者は、中学生から社会人さまざま。

「ハロー・ワールド」展でテーマになっているような、「科学技術やコミュニケション・テクノロジーと人類との関係」についても、世代によって、その人が生きてきた文化によって、さまざまなイメージがあります。

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展示作品から、「昭和」的なサイエンス・フィクション(SF)の世界を感じたり、1990年代のテクノ・ミュージックにありそうなサイケデリック感を想起したり…「科学技術と人類」と一言で言っても、そこには、さまざまな意味がたちあがってきます

 

第2回目の編集会議「夢のギャラリーガイドを妄想する」では、第1回目のワークショップで立ち上がってきたキーワードをもとに、「ハロー・ワールド」展を、より面白く見るために、どんなギャラリーガイドがあったら面白いだろうか?と妄想を膨らませます。

 

個別の作品から、ギャラリーガイドのためのヒントを得てみたり、あるいは展覧会全体のイメージから、ギャラリーガイドのヒントを得てみたり、発想の仕方はさまざま。

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 参加者たちから出てきたアイディアを、ホワイトボードにまとめていきます。

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話し合いの結果、今回の「書く。部」では、2つのギャラリーガイドを作成することになりました。

 

ひとつは、展覧会会場に入る前に、誰もが手にとることができる①配布用ギャラリーガイド。

もうひとつは、展覧会途中に立ち寄れる高校生ウィークカフェ「YAP!」内で遊ぶことのできる②ゲーム型のギャラリーガイド。

 

第3回目のワークショップでは、具体的に、自分たちで妄想したギャラリーガイドをかたちにしていきました。

こちらは、①配布型ギャラリーガイドを作成するチーム!真剣です!

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②ゲーム型ギャラリーガイドを作成するチームは、ゲームをプレイしながら、ガイドのあり方を考えていくので、もうちょっとゆるやかな感じ。…楽しそう。

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テストプレイを終えて、カードに清書をして…
…ついに完成です!できた!

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こうして、ようやくギャラリーガイドが完成しました。

 

できあがったギャラリーガイドは、水戸芸術館現代美術ギャラリー内カフェ

YAP!」の「書く。部」ブースにて配布&設置中です!

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4月8日(日)までの「高校生ウィーク」期間中に皆さんに見ていただいたり、体験していただいたりできるようにしたいと思っています。

ぜひ、皆さま、水戸芸術館現代美術ギャラリー内カフェ「YAP!」までお越しくださいませ。