kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

社会との関係のなかで、研究倫理を考える

朝日新聞の社説で、軍民両用研究の話題がとりあげられていました。 www.asahi.com この話題については、TBSラジオ・『荻上チキ・Session』でもとりあげられています。 この番組では、科学ジャーナリストの須田桃子さんが、大学における研究費の状況なども含…

聴こえかたがつくる、さまざまな世界とその壁~映画『私たちの話し方』

映画『私たちの話し方』。 4月中旬で上映が終わってしまうかと思っていたら、まだ上映されている館があると知って、喜んでいる。 香港映画『#私たちの話し方』公開7週目になりました。本日5/9(土)時点の公開劇場をまとめました。全国各地の映画館10館で上…

「ゼミマンガトーク~「次はキミの番」になりたかったアナタへ」開催レポート

2026年4月25日に、スパイスとヒト(山形県鶴岡市)1階スペースにて開催した「ゼミマンガトーク~「次はキミの番」になりたかったアナタへ~」の開催レポート。

サラエボ包囲下の市民たちの知恵とヒューマニティ、そして、エンターテイメント:映画『キス・ザ・フューチャー』

さすがにもう観られないかとあきらめていたら、横浜にあるシネマジャック&ベティで、『キス・ザ・フューチャー(KISS THE FUTURE)』の上映が始まるとわかり、映画館まで行ってきました。 観にいけて、良かった。 unitedpeople.jp サラエボ包囲の4年間の間…

「1カ月ルール」で誕生日を祝っていただきました

卒論修論発表会&歓送迎会のときに、在校生たちが卒論生・修論生への「卒業&修了御祝」としてプレゼントしていた、国語領域教員トレカがあまりに素敵だったので、X(旧Twitter)で紹介したところ、それを目にとめてくださったウェブライターの方が、記事にし…

『集団で言葉を学ぶ/集団の言葉を学ぶ』への応答の輪。その広がり

今年1月28日に、『集団で言葉を学ぶ 集団の言葉を学ぶ』(ひつじ書房)が発刊されました。 集団で言葉を学ぶ/集団の言葉を学ぶ 作者:石田喜美 ひつじ書房 Amazon このブログでも、前回の記事で、本書のブックデザインのすばらしさに言及しつつ、本書の目…

はじめて、本を出すことになりました~『集団で言葉を学ぶ/集団の言葉を学ぶ』

はじめて、本を出版することになりました このたび、ひつじ書房さまから、『集団で言葉を学ぶ/集団の言葉を学ぶ』というタイトルの編著書を出版することになりました。 これまでも、翻訳書の出版にはかかわったことがあったのですが、オリジナルの書籍の出…

図書館ツアーから発見する文献研究の世界~学部ゼミでの国立国会図書館&大宅壮一文庫ツアー

国立国会図書館「個人向けデジタル資料送信サービス」の衝撃 2022(令和4)年5月に、国立国会図書館「個人向けデジタル化資料送信サービス」が開始し、文献調査法の世界が大きく変わりました。 togetter.com その影響は、国語(科)教育研究においてもとても大…

「数/量」のもつ政治的・社会的な「質」のこと~「質的研究のための演劇ワークショップ~ドキュメンタリ―演劇を手がかりに」

日本質的心理学会第21回大会@成城大学の前日に開催された講習会「質的研究のための演劇ワークショップ~ドキュメンタリ―演劇を手がかりに」に参加してきた。 講師は、明治大学・専任教授の萩原健先生。現代ドイツ演劇がご専門で、世田谷パブリックシアター…

日本質的心理学会第21回大会にて、シンポジウム「ゲームをつくること」による関係性のあみなおし」を開催します

明日(10/19)から開催される、日本質的心理学会第21回大会 にて、会員企画シンポジウム「「ゲームをつくること」による関係性のあみなおし―「クロスロード」を巡る近年の展開を中心に」というタイトルの会員企画シンポジウムを開催します。 シンポジウムは、…

むすぶ・ほどく・あみなおす~ノットワーク(knotwork)としての「39(サンキュー)アートの日」

「開発好明 ART IS LIVE ―ひとり民主主義へようこそ」展の関連プログラムとして開催された、「39(さんきゅー)アートの日トーク」に参加してきました。 「39(さんきゅー)アートの日」*1とは、アーティストの開発好明さんが、2001年3月の「パーフェク…

国立国会図書館所蔵のゲーム資料の館内プレイ利用をするためのステップ

2024年7月6日、読売新聞オンラインで「国立国会図書館のゲーム3300点、利用は2年間で16件と低迷…「ゲーセン化」懸念しPR控え」と題する記事が公開されました。 www.yomiuri.co.jp 同記事によると、国立国会図書館では2022年6月より、同館が所蔵するゲーム資…

みんなで共通言語をつくる読書会~水戸芸術館現代美術センター「ほんでたいわ部」

水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室で開催された、「ほんでたいわ部」による企画「アーティストが書いた本を読んでみる 第3弾~大竹伸朗『カスバの男:モロッコ旅日記』」に参加してきました。 www.arttowermito.or.jp 「ほんでたいわ部」は、…

トガルための100作品:「知ることで遊ぶゲーム(knowing game)」を超えて、言葉と出会う~辞書ゲーム「図書館たほいや」

言語文化教育学会(ALCE)の恒例企画のようになってきた、「トガルための100作品」のためのお気に入り紹介トーク&対話企画。 2024年度は「『トガル』ための評論対話」というタイトルで、この企画が行われました。 わたしはなぜか、初回開催から毎年登壇して…

「繰り返しのデザイン」が教えてくれること~「第3回 リアル脱出ゲーム甲子園」見学記

8月3日・8月4日にかえつ有明中・高等学校を舞台に行われた、第3回リアル脱出ゲーム甲子園(本選)と、その前日(8月2日)に行われたテストプレイ会に行ってきました。テストプレイ会に「プレイヤー」として参加するほかは、ずっと「見学者」としての…

「わたし」のゲームプレイを語ること、価値づけ、批評すること:近藤銀河『フェミニスト、ゲームやってる』

近藤銀河(2024)『フェミニスト、ゲームやってる』(晶文社)を読みました。 書店に並びはじめてからかなり早い時期に、本書と出会い、「この本…わたしが買わなきゃ、だれが買う!?」と、妙な使命感にかられて、すぐに入手したのですが、ひとつひとつのゲー…

私たちは「食」によって、人になる~映画「潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断」

7月5日から公開開始したイタリア映画『潜水艦コマンダンテ 誇り高き決断』。第二次世界大戦中にイタリア海軍で活躍した潜水艦コマンダンテ・カッペリーニ をめぐる実話をもとにした映画である。 comandante.ayapro.ne.jp 第二次世界大戦中に起きた出来事を…

「言葉する人(languager)になるためのささやかな冒険」@東京都現代美術館 開催レポート

東京都現代美術館で7月7日まで開催中の「翻訳できない、わたしの言葉」展。 その関連プログラムとして、6月22日に、レクチャー+ワークショップ「言葉する人(languager)になるための、ささやかな冒険」というタイトルで、レクチャーとワークショップを…

ゲームのメカニクスと、ボードゲームによる学び~『ボードゲーム教育概論Ⅰ』を読んで考える

[blog:g:11696248318754550864:banner] 日本ボードゲーム教育協会(2022)『ボードゲーム教育概論Ⅰ』を読みました。 booth.pm sites.google.com 2023年12月に行われたゲームマーケット2日目に参加でき、そこでも委託販売は行われていたようだったので、本来だ…

ボードゲームの体験を言葉にし、思想にする~『ボードゲームで社会が変わる』

與那覇潤・小野卓也 (2023)『ボードゲームで社会が変わる:遊戯(ゆげ)するケアへ』を読みました。 「「ボードゲームを思想にする」ために」(p.3)作られたという本書。 その言葉どおり、「ボードゲームを思想にする」ための数々の試みが、書籍全体にちりば…

わかちあえない記憶をともに支える共同体は可能なのか~サトウアヤコ「日常記憶地図 in 福島県双葉町」

日本質的心理学会・研究交流委員会企画として開催された、サトウアヤコ「日常記憶地図」のワークショップに参加してきました(チラシPDFはこちら)。 日本質的心理学会研究交流委員会企画「日常記憶地図」ワークショップ・フライヤー 【研究交流委員会企画 …

トガルための100作品:「言葉を知り、世界を知り、君を知る。」そして、わたし自身を知る。~ヴィジュアルノベル・ゲーム「7 Days to End with You」

2022年8月に、言語文化教育研究学会(ALCE)の例会として開催された「『トガル』ためのビブリオバトル」(PDF)に参加し、そのときにお話しした内容にもとづき『トガルための100作品』に、言語の滅びをテーマにしたTRPG「ダイアレクト(Dialect)」の紹介記事を…

社会文化的コミュニケーションの中の読書~日本国語教育学会大学部会シンポジウム「自立した読者を育てる読書指導」

2019年8月の対面開催依頼、4年ぶりの対面開催となった日本国語教育学会の全国大会に参加してきました。( 2023年度大会のプログラムはこちらからPDFでダウンロードできます。) 日本国語教育学会の集まりに参加することが苦手なわたしが、今回、なんとか参加…

書く。部@「アートセンターをひらく:地域をあそぶ」展~人々の記憶を担うものとしての作品について

水戸芸術館現代美術センター「アートセンターをひらく 第Ⅱ期」展にひきつづき、「アートセンターをひらく:地域をあそぶ」展でも、「部活動」のひとつとして「書く。部」を実施することになりました。 www.arttowermito.or.jp 「アートセンターをひらく 第Ⅱ…

「ひらく」ためのウィキペディア ~ウィキペディアタウン in 茨城

7月22日に茨城県立図書館で、開催された「ウィキペディアタウン in 茨城」に参加してきました。 「茨城県立図書館での初のウィキペディアタウン!」と聞いて、「あれ?以前、水戸で開催していなかったっけ?」と思ったのですが、あれは、茨城県立図書館では…

「デジタルゲーム関連本ビブリオバトル!」参加レポート

図書館総合展期間外企画として開催された「デジタルゲーム関連本ビブリオバトル!」に、バトラーとして参加してきました。 【デジタルゲーム関連本ビブリオバトル】を開催します。詳しくは↓https://t.co/OJFwtsaBGY#図書館総合展 の企画としてオンラインで行…

児童書ビブリオバトル「この児童書がすごい#2~SDGs編~」を開催しました

昨年12月に開催された「科学・学術コミュニケーション編」、今年3月9日に開催された「ケアリング編」に引き続き、児童書ビブリオバトル「この児童書がすごい#2~SDGs編」を開催しました。 www.youtube.com kimilab.hateblo.jp 昨年12月に開催された、児…

児童書ビブリオバトル×39アート「この児童書がすごい!@水戸芸術館~ケアリング編」を開催しました

水戸芸術館現代美術ギャラリーにて現在開催中の企画展「ケアリング/マザーフッドー「母」から「他者」のケアを考える現代美術」にあわせて、「ケアリング(caring)」をテーマにした児童書ビブリオバトルを開催しました。その名も、児童書ビブリオバトル×39…

ワークショップ「『話すこと・聞くこと』の授業におけるインプロ・ゲームを教材とした実践」

2022年度から開催されている「明日をひらく言葉の学び交流会」の第3回として、神永裕昭先生(東京都足立区桜花小学校・教諭)によるインプロ・ゲームのワークショップ「『話すこと・聞くこと』の授業におけるインプロ・ゲームを教材とした実践」を開催しま…

児童書ビブリオバトル「この児童書がすごい!!~科学・学術コミュニケーション編」を開催しました

図書館総合展ONLINE_plus の期間外企画として、児童書ビブリオバトル「この児童書がすごい!!~科学・学術コミュニケーション編」を開催しました。 libraryfair.jp このイベントは、図書館総合展内で開催したオンライントークイベント「図書館・レファレンス…