kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

教育

ゲルハルト・リヒター展で教えてもらった、子どもたちの「発見」

10月2日まで、国立近代美術館で開催中のゲルハルト・リヒター展に行ってきました。 www.youtube.com ゲルハルト・リヒター展、皆、観に行くと何かを語らずにはおれないという感じになるのか、オンライン上に、すでにたくさんの記事が溢れていて、いまさら…

言葉と読書と教育と:おすすめブログ紹介

今週のお題「おすすめブログ紹介」。 …ということなので、この機会に、自分がチェックしている、はてなブログのなかで、国語教育や読書教育に関心のある人たちにもぜひチェックしてもらいたいものをご紹介しておこうと思います。

施設で育つ子どもたちのライフストーリー

先日、フレンドホーム(週末里親・季節里親)に登録したことをご報告しました。 kimilab.hateblo.jp 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、初回活動日が延期になったりしていたのですが、8月下旬、ついに、初回の活動を行うことができました。初回は、ショ…

「教育広報講座:哲学編~教育・学習と広報の関係を哲学する」に参加してきました

特定非営利活動法人教育のためのコミュニケーションによる「教育広報講座~哲学編:教育・学習と広報の関係を哲学する」に参加してきました。当日の様子については、「入門編」「実践編」「哲学編」あわせて、下記のページにレポートが記載されていますので…

学習マンガの読み比べ@マンガピット~伝記マンガ編

2022年3月末にオープンした、マンガ×学びの拠点「マンガピット」。 以前、こちらのブログ記事でも、このときの訪問レポートをアップしておりますが、このたび、教職大学院の授業の一環として、「マンガピット」での出張講義を行ってきました。 kimilab.hateb…

フレンドホーム(週末里親・季節里親)と社会的養護

「フレンドホーム」に登録し、ついに来月あたりから、少しなにか活動できそうかな?という段階まできました。 こども未来横浜のページでは「フレンドホーム」について「児童養護施設で生活している、親や親族の面会の少ない子ども達を、 夏休み・お正月など…

現実と虚構の多層性によって生じる「学び」~マンガ×学びの拠点「マンガピット」

3月末にオープンした、マンガ×学びの拠点「マンガピット」。 「マンガ×学び」をテーマにした初の施設ということで、とてもオープンを楽しみにしていたこともあり、4月中旬に早速、訪問してきました。 motion-gallery.net 「マンガピット」の蔵書やレイアウ…

寺子屋大仙寺での「つくらない句会」

三重県・伊賀市にある大仙寺の寺子屋「寺子屋大仙寺」。 その寺子屋のサポーター(「寺子屋サポーター」)をしている関係で、昨年3月から、1年に1回、寺子屋に来ている中学生たちと「言葉で遊ぶ」機会をいただいています。 昨年は、「図書館たほいや」で遊…

「隠れたカリキュラム」のなかの量的調査~「ここにいる」を言うための言葉を育てる(2)~

前回の記事で、2022年2月18日に行われた横浜国立大学附属横浜中学校での校内研究会(非公開)での提案授業「Fy74期生のコロナ禍における○○論~根拠の適切さを考えて自分の考えが伝わる文章になるように工夫する~」と、それに対する協議会での反応(に、わた…

「ここにいる」を言うための言葉を育てる~フェミニスト国語教育学に向けて

本日は、横浜国立大学教育学部附属横浜中学校の授業研究会(非公開)でした。 2021年度の研究発表会が、コロナウイルス感染拡大の影響で開催できなくなってしまったこともあり、本年度こそ公開で開催できればよいなぁ、とは思っていたのですが、オミクロン株…

「ザ・ベグデルテスト」のアフタートーク~そして、リフレクションとディブリーフィング

インプロとジェンダー探求プロジェクトの第1回「ザ・ベクデルテスト(The Bechdel Test)」公演を視聴しました。 The Bechdel Test第1回公演案内 ※インプロとジェンダー探究プロジェクト 第1回 The Bechdel Test 公演のお知らせ | yuriesonobe.com 「ザ・ベ…

国語教育相談室:「誰だって落ち込むことはある」の主語・述語

「国語教育相談室」と書いてみましたが、新たにそんなコーナーを始めるというわけではありません。「国語教育相談室」みたいなものが必要ですね、という話です。 先日、教育に関わられている方より、中学校で出題された文法問題について、質問を受けました。…

プレイフルに言葉を生みだす体験を共有すること~全国大学国語教育学会2021春大会公開講座「言葉のティンカリングとことばあそび」

全国大学国語教育学会2021春大会の公開講座「言葉のティンカリングと言葉遊び」に参加してきました。 askoma.info 3時間にもわたる(!)記録動画なので、全部を視聴するのもなかなかエネルギーがいると思うけれど、Youtubeページ内にアップロードされてい…

パフォーマンス心理学関連シンポジウムの報告書が公開されました

2019年3月に参加してきたイーストサイド・インスティテュート(East Side Institute)のイマージョンプログラムで得た経験や知見をなんとか日本につなげたい!という思いから、2年間にわたり、日本質的心理学会大会での会員企画シンポジウムの企画にかかわっ…

『あらためて、ライティングの高大接続』往復書簡を受けて

ひつじ書房のウェブマガジン『未草』の中に、今年4月から、「Book Review」の姉妹編として「Letter: Black Sheep and white Sheep」というコーナーが設けられています。 Letters:Black sheep white sheep | 未草 このはじめのシリーズとして、『あらためて…

自閉症的世界のトランスレーションのトランスレーション~映画『僕が跳びはねる理由 (The Reason I Jump)』

シネマジャックアンドベティで、映画『僕が飛び跳ねる理由( The Reason I Jump)』を鑑賞してきました。 www.youtube.com hbol.jp 日本語版のタイトルが、東田直樹さんの原作タイトル『自閉症の僕が跳びはねる理由』ほぼそのままなので、『自閉症の僕が跳びは…

コモン(共有地)としての「事実」を考える~「教育言説のファクトチェック:プレ入門」

NPO法人教育のためのコミュニケーションによる読書会イベント「教育言説のファクトチェック:プレ入門編」に参加しました。 「教育言説のファクトチェック プレ入門編」 EVENT|教育言説のファクトチェック<プレ入門編> 岩波ブックレットとして発行されて…

行動主義的児童虐待と子どものレジリエンスー『立派なこどもの育て方(Birthmarked

Netflixで公開されているインディー映画『立派なこどもの育て方(Birthmarked)』(2018年、カナダ映画、エマニュエル・ホス=デマレ監督)を観た*1。 Birthmarked Trailer #1 (2018) | Movieclips Indie この映画、とあるサイトのレビューで、「科学的児童虐…

子どもの「お仕事」―映画『モンテッソーリ 子どもの家』

フランス最古のモンテッソーリ学校に通う子どもたちを、2年3カ月にわたって観察・記録し続けた、教育ドキュメンタリー映画『モンテッソーリ 子どもの家』を観にいきました。 『モンテッソーリ 子どもの家』 わたしは、映画を鑑賞後に、公式ホームページを…

「老い」をめぐる悲劇的なナラティブと出会いなおす―『インプロがひらく〈老い〉の創造性』

高齢者パフォーマンス集団「くるる即興劇団」を主宰されている園部友里恵さんより、「くるる即興劇団」のアクションリサーチ本『インプロがひらく〈老い〉の創造性』(新曜社)をご恵投いただきました。 「くるる即興劇団」という名前を知って、すぐに興味を…

ミスリード情報をリツイートしてしまった話――フェイクニュースとの付き合い方

先日、BuzFeed Japanによるファクトチェック記事「新型コロナワクチン、「感染予防効果なし」は誤り」が公開されました。 www.buzzfeed.com マスメディアによる、いわゆる「反ワクチン」報道については、これまでも話題になってしましたが、それに対して、Bu…

文部科学大臣記者会見「令和の日本型学校教育」を担う教師の人材確保・質向上に関する検討本部」について

萩生田文科相は、1月19日の記者会見で、文部科学省内に「「令和の日本型学校教育」を担う教師の人材確保・質向上に関する検討本部」を立ち上げることを表明しました。 この件に関しては、教育新聞が「「教師を再び憧れの職業に」 文科相、検討本部設置を表明…

大人につきあう、知らない世界にジャンプする~伊藤崇『大人につきあう子どもたち』

伊藤崇先生から、5/26発売予定の新刊『大人につきあう子どもたち:子育てへの文化歴史的アプローチ』(共立出版)をご恵投いただきました。 inn.finnegans-tavern.com ひつじ書房から『学びのエクササイズ 子どもの発達と言葉』(伊藤, 2018)が出版されたと…

遠隔オンライン講義での聴覚障害の学生への対応について、自分ができることを考える

新型コロナウイルス感染予防のため、日本中の大学で、遠隔講義(オンライン講義)への対応が求められています。わたしの勤務先である横浜国立大学でも、4/8に「授業開始に向けたPC等事前準備のお願い」(PDF)が示され、授業は、Office365 Teams、授業支援シ…

「物語を旅しよう」のサンプル・シナリオが公開されました

2019年の年度末に、遊学芸・保田琳さんにお願いして、TPRG型物語創作教材『物語の世界を旅しよう』をご制作いただきました。その制作の経緯などについては、以前、このブログの記事でもご紹介しておりますので、ぜひこちらをご覧いただければと思います。 ki…

文字が生きていた時代のことを、思い出すために~華雪《和紙に字を植える》

第43回川端康成文学賞・第39回日本SF大賞を受賞した、円城塔の『文字渦』。 その帯には、「昔、文字は本当に生きていたのだと思わないかい?」と書かれていて、本書の新刊が、店舗の店先に並んでいる頃には、この帯の文言を見るたびに、心を打たれた。兵馬俑…

国際子ども図書館「絵本に見るアートの100年」展

昨日1日お休みをいただけたので、国立国会図書館国際子ども図書館で1/19まで開催していた「絵本に見るアートの100年―ダダからニュー・ペインティングまで」展に、すべりこんできました。 今年度から、横浜国立大学附属横浜小学校でいっしょに授業のお話など…

言葉の教育の研究者として授業研究に関わる~石川晋『学校とゆるやかに伴走すること』

先週末、ようやく、教員免許更新講習も終わり、ようやく「万が一、倒れてしまってもどうにかなる」というくらいの予定になってきたので、本棚に入ったまま、開くことすらできずにいた、石川晋(2019)『学校とゆるやかに伴走するということ』(フェミックス)…

書く。部@「アートセンターをひらく 第Ⅱ期」展

水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催されている「アートセンターをひらく 第Ⅱ期」。本プログラム内の「部活動」として開催されている「書く。部」に、「顧問」として参加しています。 アートセンターをひらく 第Ⅱ期 部活動|現代美術ギャラリー|水戸芸術館 …

ささやかな感情の波に言葉をつける~ZENタイル

以前、こちらのブログ記事にも書きましたが、だれか(何か)の助けを得ながら、自分の身体の状態を語るための言葉を見出すこと、それによって(自分自身に)どのような変化が起こるのかを感じとることに、興味があります。 kimilab.hateblo.jp この記事では…