kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

日記

「読書教育の新しい試み」ドラフト完成

「読書教育の新しい試み−オタク文化論的視点から−」という、 冗談かギャグか、はたまた「言いがかり」としかつかないようなタイトルのついた依頼原稿のドラフトが、なんとか、完成した。 今回は、いわゆる「文芸部」の女の子たちの創作の世界観に触れたい、…

世界が自分100人の村だったら

さきほどの記事の引用が少しわかりづらいので、同じ内田樹氏のエッセイ「想像力と倫理について」(『街場の現代思想』、文藝春秋)から、かなりクリアで印象的な一節を引用しておきます。 私たちが自分に課すべき倫理的規範はある意味で簡単なものである。 …

オリジナルTシャツにムラムラする

以前、友人から貸してもらった瀧波ユカリ『臨死!!江古田ちゃん』は、ひとりの20代後半女性として、いろいろしみじみと感じいるところがありました。臨死!! 江古田ちゃん(1) (アフタヌーンKC)作者: 瀧波ユカリ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/04/21メデ…

「評論」の社会的役割

わたしが担当すべきすべての審査過程を終えたので、 そろそろ書いてもよい頃かと思われるが、 先日、ある御方からのご紹介をいただいて、生涯ではじめて、ラジオ番組の審査員をすることになった。 さて、ラジオ番組の審査員であるからには、自分が聞いたラジ…

「書きつづけること」への許可証

2008年8月3日。 日本読書学会の大会にて「読書科学研究奨励賞」という賞をいただきました。賞を受賞すると、受賞スピーチをしなければならないので、 スピーチで何を話すか、ずっと考えていたとき、 わたしの頭の中にあったのは、わたしが通っていた小学校…