上野発の高速バスに乗って約7時間。岩手県花巻市に行ってきました。
花巻駅東口に到着したのは、午前5時20分前。駅前のトイレすら開いていない時間ではありますが、うっすらと明るい太陽の日差しさえあれば、ジョバンニとカムパネルラの足跡を追うには、十分です。
花巻小学校の近くにある公園には、おそらく50メートル走用のものと思われる白線が引いてあります。
川沿いにしばらく歩いていくと、銀河鉄道の看板が現れます。
「銀河ステーション」はすでに過ぎてしまって、「白鳥」の停車場まで来てしまった模様。
「白鳥」の停車場の近くには、クルミの化石の採掘されるプリシオーン(鮮新世)海岸があるはずです。
…ありました!このあたりかな。
銀河鉄道は、「白鳥」の停車場を越えて、さらに遠く、森の中へ…
歩いていると、いつの間にか、カムパネルラの捜索が行われた場所のモデルであるといわれている橋のふもとにたどりつきます。
今回は、花巻市商工会議所「賢治・星めぐりの街」を参考に、街をめぐってみました。
新花巻駅周辺に関連施設が固まっているので、花巻駅周辺エリアにはあまり足を運ばれることはないのかな?と思いましたが、個人的には、こちらのほうが、私にとっては感動の残る体験ができたように思います。
観光協会の「宮沢賢治の足跡をたどる」のページには、「イギリス海岸」と「林風舎」しか紹介されていないのですが、花巻駅周辺には、名前すらつけられない数々の記憶と物語がちりばめられているように思いました。
ぜひ花巻市にいらっしゃるご予定がある方は、新花巻駅周辺の施設とあわせて、花巻駅周辺の街歩きもされることをおすすめします。