kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

2008-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「天使待ち」

あるいは、わたしの研究作法 昨日は、わたしも卒業したT大学N学類の卒論提出日だった。 4年生の卒論提出日が近づいてくる時期というのは、3年生にとっては卒論のための指導教官を選んだり、卒論テーマをぼんやりと決めなければいけない時期でもあるので…

年賀状づくりの楽しみ

「情報化社会における『著作』概念の問い直し」というとWikiだ、Web2.0だという話になりがちだけれど、わたしが毎年この話題を思い出すのは、なんといっても今の時期である。 「今年も年賀状つくらなきゃなぁ…」と思いたち、ネットサーフィンしながら、フリ…

統計に対するクリティカル・リテラシー

授業で、Phyllis Whitin and David J. Whitin "Learning to read the numbers"という論文を読む。この論文は、"Language Arts"という小学校(あるいは幼稚園)の教育者に向けた雑誌なのだが、"Language Arts"といういかにも、(日本でいえば)「国語教育」の…

哲学の無時代的読みかえ:《ベイビー・マルクス》と『まるくすタン』

かなり前、恐ろしく忙しいスケジュールの合間をぬって、横浜トリエンナーレに行った。「今回の横浜トリエンナーレは、何がオススメですか?」と、ふだんあまりアートと関わりのない知人に尋ねられたら、わたしは間違いなく、ペドロ・レイエス《ベイビー・マ…