kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

2018-01-01から1年間の記事一覧

トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』

「パフォーマンス心理学研究会」による12月の研究会(ワークショップ)に参加してきました。 「トライアルワークショップ『パフォーマンスに基づく新しい教員研修の方法』」というタイトルで、講師は、宮本万里さん。 3時間のワークショップでしたが、あっ…

ロイス・ホルツマン『太りすぎの脳(Overweight Brain)』第1回研究会

2018年12月27日(木曜日)13:00より、明治大学中野キャンパス(JR中野駅から徒歩5分)にて、ロイス・ホルツマン『太りすぎの脳(Overweight Brain)』の第1回研究会(翻訳検討会)を開催いたします。 本書『太りすぎの脳~知ることへの脅迫観によって、私た…

絶望的な社会と、ロバストなわたしたち~「マイ・チャイルド: レーベンスボルン」

東京ゲームショウ2018のインディーズ・ゲーム・コーナーで出会った、「マイ・チャイルド: レーベンスボルン」をついにクリアしました。 kimilab.hateblo.jp このゲームについては、すでにいろいろなところで、レビューも出ているようなので、どのようなゲー…

ホモフォビアとの向き合いかた~『カランコエの花』

渋谷アップリンクで上映されていた映画『カランコエの花』。 上映最終日に駆け込み、最終日の舞台挨拶も観てきました。 舞台挨拶で印象に残った発言は、いくつもあるのだけれど、その中でも特に、中川駿監督が最後に(時間のない中で)紹介されていた、本作…

岡本太郎「太陽の塔」の著作権~こだま芸術祭「太陽の塔プロジェクト」~

埼玉県本庄市・児玉郡エリアで開催されていた「こだま芸術祭」に行ってきました。 kodama-art-festival.info 「こだま芸術祭」は、1969年に設立されたこだま青年会議所の50周年記念事業ということで、公益社団法人こだま青年会議所による主催。 これまでも、…

図書館総合展ゲーム部フォーラム「図書館サービスとしての『ゲーム』活用」レポート

2018年10月30日~11月2日にかけて開催された「図書館総合展」の初日に、図書館総合展ゲーム部フォーラム「図書館サービスとしての『ゲーム』活用」が開催されるということで、フォーラムに参加してきました。 図書館における所蔵資料としてのゲームや、利用…

ガメイちゃんにセンター取らせたい!~『図解ワイン1年生』

10月末から、新ルールが適用になり、「もはやボジョレーの時代は終わった。これからは日本ワインだ」というニュースもちらほら見かけるようになりました。 diamond.jp そんななか、なぜか、今までまったく興味がなかったボジョレー・ヌーボーに興味を示し、…

アライでない(かもしれない)人たちとのLGBTセミナーの作り方

2018年11月14日に、わたしの勤務先の大学で、男女共同参画センター×障がい学生支援室主催「ワークライフバランスセミナー LGBT」という企画が開催されました。 このタイトルを見ただけで、察しの良いかたは、「『ワークライフバランス』と『LGBT』???」「…

【TGS2018】教育や社会とかかわるゲームを求めて:インディーゲームコーナー

「東京ゲームショウ2018」におけるゲーム・レポート、第3段。 「東京ゲームショウ2018」の見どころのひとつしても紹介されることのある「インディーゲーム」コーナー。実際、東京ゲームショウのビジネスデー最終日には「センス・オブ・ワンダーナイト」とい…

【TGS2018】ゲームスクールコーナーに行こう!

今回、東京ゲームショウに初参戦して、わかったことがたくさんありました。 東京ゲームショウについては、毎年、マスコミでも多く取り上げられているのですが、ニュースの焦点は、ほぼ来場者数の多さと、コンパニオン&コスプレイヤーのレポ。 なんだこれ、と…

【TGS2018】ゲームアプリ「図書館ガイダンス リバードリィ」、東京ゲームショウに出展!

「東京ゲームショウ2018」に行ってきました! …というか、「常磐大学ゲーミフィケーション研究会」のメンバーとして、ゲームスクールコーナーで出展してきました! www.tokiwa.ac.jp www.4gamer.net 今回、東京ゲームショウに出展するに至った主な理由は、な…

全国大学国語教育学会ラウンドテーブル「国語教育における即興的パフォーマンスとしての学習 」

全国大学国語教育学会2018秋大会のプログラムが、ホームページ上に公開されました。 プログラムは、こちらからPDFでダウンロードできます。 www.gakkai.ac わたしは、2日目(10/28(日))の午前中に開催される課題研究シンポジウムで、コーディネーターとし…

全国大学国語教育学会課題研究2018秋「国語科教育を問い直す②~言葉(ことば)」

全国大学国語教育学会のホームペーイで、2018年度秋大会(東京ウォーターフロント大会)のプログラムが公開されました(PDF)。 www.gakkai.ac 本大会で開催を予定していた課題研究「国語科教育を問い直す②~言語(ことば)」についても、話題提供内容、スケジ…

こども×アート×ワークショップの原点~「ブルーノ・ムナーリ」展@神奈川県立近代美術館葉山

先週末まで、神奈川県立近代美術館葉山で開催されていた、「ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ」展に行ってた。 「ブルーノ・ムナーリ こどもの心をもちつづけるということ」展:神奈川県立近代美術館<葉山館> 神奈川県立近代美術館…

わたし自身の「安心からの脱出」~TPPGフェストークショーで司会を務めることになりました

昨年夏、「いただきダンジョンRPG」開発者のひとりである加藤浩平さんと、偶然、お知り合いになるという僥倖に恵まれました。 おかげさまで、東京学芸大学で行われているTPRGの活動を、実際に見させていただいたり(詳細はこちら→コミュニケーションとゲーム…

プロパガンダ映画における美しさへの敬意~『人生はシネマティック!』

BBC(英国放送協会)フィルムズ他製作・ロネ・シェルフィグ監督の『人生はシネマティック(Their Finest)』のDVD&Blu-rayレンタルが開始したというニュースを聞きつけたので、さっそくレンタルしてみてみました。 映画『人生はシネマティック!』11.11(土)公…

プログラミング学習と言葉(記号)の学び~「レッツ!ピクトグラミング」~

青山学院大学相模原キャンパスで開催された、「レッツ!ピクトグラミング第1回: プログラミングを学んでみよう」に、行ってきました。 相模原市は、「ICT環境がなくてもできるプログラミング学習」を合言葉に、全国に先駆けて、小中学校でプログラミング教…

「Yes, and」と「Creative Disagreement」とネガティブな感情と~「ワタリーショップ×学びのリフレクション」

2018年3月30日に、横浜国立大学にて、教育×即興×省察 春の体験会「ワタリーショップ×学びのリフレクション」が開催されました。 watari-bouya.com 6dim+(ロクディム)の渡猛さんによるワークショップ(「ワタリーショップ」)と、上條晴夫先生(東北福祉大…

性とか愛とかのカテゴリーと、それに戸惑うわたしたち―『恋とボルバキア』

お題「最近見た映画」 本日、横浜にあるシネマジャック&ベティで公開中の、小野さやか監督『恋とボルバキア』を見てきました。 映画『恋とボルバキア』公式サイト 恋とボルバキア 公開記念動画 この映画、昨年12/9から公開されているのですが、ドキュメンタ…

ネットワークを遊ぶ/ネットワークで遊ぶ―「39アート in 向島2018」

2018年3月1日~3月31日まで開催している「39アートin向島2018」に行ってきました。 「39アートin向島」とは、「サンキューアートの日」に地域で参加しているプログラムのひとつ。「39アートin向島」が始まったのが、2010年3月ですので、今年でもう9回目を迎…

「書く。部」によるギャラリーガイド~『チュートリアル:ポスト・ヒューマン時代の歩き方』と『GAME 超人類転生』

水戸芸術館現代美術センター「高校生ウィーク」の一環として開催した連続ワークショップ「書く。部」が、昨日、無事に終了いたしました。 イベントの詳細については、こちらをご覧ください。 書く。部第1回 対話型鑑賞「ハロー・ワールド」展 書く。部第2…

プレイフルな芸術と、遊びのアート化―「みっける365日展:アーティスと探す人生の1%」

本日、2018年2月24日、世田谷生活情報センター・生活工房にて、「みっける365日」展が始まりました。 www.setagaya-ldc.net 「みっける」は、現代美術作家の北川貴好さんが、2011年1月に、「朝から夜まで一日千枚を目標にデジタルカメラで写真を撮り、それ…

「Tokyo Art Research Lab」初年度成果レポートに寄せて(2011年3月)

「東京アートポイント計画」のスタッフの方々より、インタビューの依頼を受け、アーツカウンシル東京ROOM302まで、行ってきました。 わたしは、2009年度~2010年度、東京文化発信プロジェクト(公益財団法人東京都歴史文化財団)だった頃の、「東京アートポ…