kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

2023-01-01から1年間の記事一覧

ボードゲームの体験を言葉にし、思想にする~『ボードゲームで社会が変わる』

與那覇潤・小野卓也 (2023)『ボードゲームで社会が変わる:遊戯(ゆげ)するケアへ』を読みました。 「「ボードゲームを思想にする」ために」(p.3)作られたという本書。 その言葉どおり、「ボードゲームを思想にする」ための数々の試みが、書籍全体にちりば…

わかちあえない記憶をともに支える共同体は可能なのか~サトウアヤコ「日常記憶地図 in 福島県双葉町」

日本質的心理学会・研究交流委員会企画として開催された、サトウアヤコ「日常記憶地図」のワークショップに参加してきました(チラシPDFはこちら)。 日本質的心理学会研究交流委員会企画「日常記憶地図」ワークショップ・フライヤー 【研究交流委員会企画 …

トガルための100作品:「言葉を知り、世界を知り、君を知る。」そして、わたし自身を知る。~ヴィジュアルノベル・ゲーム「7 Days to End with You」

2022年8月に、言語文化教育研究学会(ALCE)の例会として開催された「『トガル』ためのビブリオバトル」(PDF)に参加し、そのときにお話しした内容にもとづき『トガルための100作品』に、言語の滅びをテーマにしたTRPG「ダイアレクト(Dialect)」の紹介記事を…

社会文化的コミュニケーションの中の読書~日本国語教育学会大学部会シンポジウム「自立した読者を育てる読書指導」

2019年8月の対面開催依頼、4年ぶりの対面開催となった日本国語教育学会の全国大会に参加してきました。( 2023年度大会のプログラムはこちらからPDFでダウンロードできます。) 日本国語教育学会の集まりに参加することが苦手なわたしが、今回、なんとか参加…

書く。部@「アートセンターをひらく:地域をあそぶ」展~人々の記憶を担うものとしての作品について

水戸芸術館現代美術センター「アートセンターをひらく 第Ⅱ期」展にひきつづき、「アートセンターをひらく:地域をあそぶ」展でも、「部活動」のひとつとして「書く。部」を実施することになりました。 www.arttowermito.or.jp 「アートセンターをひらく 第Ⅱ…

「ひらく」ためのウィキペディア ~ウィキペディアタウン in 茨城

7月22日に茨城県立図書館で、開催された「ウィキペディアタウン in 茨城」に参加してきました。 「茨城県立図書館での初のウィキペディアタウン!」と聞いて、「あれ?以前、水戸で開催していなかったっけ?」と思ったのですが、あれは、茨城県立図書館では…

「デジタルゲーム関連本ビブリオバトル!」参加レポート

図書館総合展期間外企画として開催された「デジタルゲーム関連本ビブリオバトル!」に、バトラーとして参加してきました。 【デジタルゲーム関連本ビブリオバトル】を開催します。詳しくは↓https://t.co/OJFwtsaBGY#図書館総合展 の企画としてオンラインで行…

児童書ビブリオバトル「この児童書がすごい#2~SDGs編~」を開催しました

昨年12月に開催された「科学・学術コミュニケーション編」、今年3月9日に開催された「ケアリング編」に引き続き、児童書ビブリオバトル「この児童書がすごい#2~SDGs編」を開催しました。 www.youtube.com kimilab.hateblo.jp 昨年12月に開催された、児…

児童書ビブリオバトル×39アート「この児童書がすごい!@水戸芸術館~ケアリング編」を開催しました

水戸芸術館現代美術ギャラリーにて現在開催中の企画展「ケアリング/マザーフッドー「母」から「他者」のケアを考える現代美術」にあわせて、「ケアリング(caring)」をテーマにした児童書ビブリオバトルを開催しました。その名も、児童書ビブリオバトル×39…