kimilab journal

Literacy, Culture and contemporary learning

ドリームランド、夢の跡地を生きる神鹿たち

横浜に移住いしてきたときから「行きたい」と繰り返し言いつつ、なぜか、行くことができなかった、横浜ドリームランド跡地に行ってきました。

旧ドリームランドに興味がありすぎて、年に一度の、横浜薬科大学の先生方との邂逅の折には、本来の業務も忘れて、現在、薬科大学の図書館として利用されていると噂の旧エンパイアホテルについて聞きまくり、

hamarepo.com

元日に最上階の展望ラウンジを地域の人たちに開放しているらしい、」とか、

「実は地下のボウリング場がいまも薬科大学の施設として残されていて学生や教職員の交流イベントで使われているらしい」とか(このニュースによると、地域の人にも開放されていたっぽい!)そんな話を、聞いては、ドリームランド跡地への妄想ばかりを膨らませていたのですが、ついに、訪問が実現しました!

 

今回、訪問したのは、かつて「ドリームランド春日神社」という名前であったこともあるという相州春日神社

ドリームランドを運営する日本ドリーム観光は、横浜ドリームランド開園以前に、「奈良ドリームランド」(ミラーサイト)を開園しており、そのご縁で、奈良・春日大社の御分霊を歓請してできたのがかつての「ドリームランド春日神社」であり、現在の相州春日神社であるということです。(なお、このご由緒は、実際に神社に「由緒」として示されています

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相州春日神社・手水舎

 神社について、それほど詳しいわけではないけれど、それなりにいろいろな神社の「由緒」を知ってきた人間としては、「そんなのアリなんだ…」と思うような「由緒」で、まだまだ、世の中には知らないことが多いんだな…と思わされます。

 

そしてそんな相州春日神社ですが、それほど大きいわけでもない神社の敷地内に「神鹿苑」があり、10頭以上もの鹿が飼育されています。

 

…なんですが、なんだか、やたら遠い目をしているような…

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相州春日神社の神鹿

なんか、やたら、何をするにも渋い顔をしているような…

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相州春日神社の神鹿

人生、酸いも甘いも知りきっている感じがする鹿たちです。

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相州春日神社の神鹿

 遠く、奈良の春日大社から、「ドリームランド」つながりで、横浜にきた神鹿の子孫たち。

その子孫たちに、この夢の跡地は、どう見えているのだろう、と気になって仕方ありません。